【天皇賞・秋】ワンアンドオンリー猛時計“ダービー仕上げ”で一変!

[ 2015年10月29日 05:30 ]

坂路併せ馬で追い切るワンアンドオンリー(右)

 坂路の併せ馬で追われたワンアンドオンリー。これまでの調教とは様相がガラリ一変。前半から果敢に気合をつけ、最後まで積極的に追う。これまで何度となく先着を許してきた6歳準オープンのミッキーヘネシーを圧倒し4F51秒8の猛時計をマークした。手綱をとった赤木助手が興奮気味に話す。

 「最近ちょっとズブくなったので前半からやった。シゴいたら、いくらでも動くね。きょうのこの馬場でも全然バランスが崩れない。調子いいですよ」

 さかのぼれば、いくらか遠慮気味にも思える稽古が続いた。最終追い切りで4F52秒を切ったのは昨年の皐月賞(4F50秒8)以来。今回はダービー制覇時の最終追いをイメージした“勝負仕上げ”だ。

 「最近はズブくなっていますからね。競馬でも流れに乗れる位置なら、一変してもいい。ダービー馬の底力を見せてくれるんじゃないですか」

 汚名を晴らす格好の舞台。真価を見せつける時が来た。

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2015年10月29日のニュース