【新潟記念】スルタン迫力満点3頭併せ 大江原師「動ける状態」

[ 2015年9月3日 05:30 ]

ウッドチップコースで追い切るミュゼスルタン(手前)

 「第51回新潟記念」の追い切りが2日、美浦、栗東トレセンで行われた。32年ぶりの3歳馬Vを目指すミュゼスルタンはWコースでの3頭併せ。5馬身後ろから前2頭を追いかける形でスタートし、馬なりで外から並びかけ、中カウンターハッセキ(4歳500万)に1馬身先着、内ガラハッド(4歳500万)と併入した。その迫力満点の動きを見守った大江原師は「たくましくなってきた。動ける状態だよ」と納得の表情だ。

 前走のダービー6着後は放牧に出さず、札幌芝コース、函館Wコースで入念に乗り込んできた。「夏バテをしないところで、しっかりと乗り込めた。ぜいたくな夏を過ごさせてもらったよ」と師は充実の夏を振り返る。手綱を取った柴田善も「休み明けにしては凄くいい。筋肉もついて、うまく仕上がったね」と高評価を下した。

 舞台はデビュー2連勝を飾った新潟。同師は「広い新潟は向く。荒れた馬場で、速い時計が出ないのは歓迎」と地の利を味方に2つ目の重賞を頂くつもりだ。

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2015年9月3日のニュース