【新潟記念】大人の女になったスイートサルサ　牡馬斬りに挑む

　【東西ドキュメント・美浦＝２日】あれは村松が競馬担当になってすぐ、２年前のこと。オークスに参戦するスイートサルサの取材のため菊川厩舎へ出向くと、「ウルさい馬。コギャルだよ」と、そのカン性を分かりやすく教えてくれたのは木川助手。それ以来「女子大生」「仕事がデキるＯＬ」と、成長ぶりを報告してくれていた。そのサルサも地道に白星を重ね、福島牝馬Ｓでついに重賞初Ｖ。今度は紅一点の新潟記念で牡馬斬りに挑む。

　２週続けて併せ馬でしっかり調教されているとあって、最終仕上げはＷコース単走。しまいだけ少し気合をつけられるとスッと脚を伸ばしてラスト１Ｆ１２秒８。「いい動きだった。雰囲気も悪くない」と同助手は好感触。「心に余裕があるから、乗り手の指示を待てる。大人のオンナ、いいオンナになったよ」とニッコリ。全５勝を１６００～１８００メートルで挙げているが、今のサルサなら２０００メートルも、牡馬相手も怖くない。