【東京5R新馬戦】プロディガルサン、超大物デビューV

[ 2015年6月21日 05:30 ]

人気に応え勝利を飾ったプロディガルサンをねぎらう国枝師(右から2人目)と金子真人オーナー(同3人目)。

 20日の東京5R新馬戦(芝1600メートル)は、今年の皐月賞2着馬リアルスティールの全弟として注目を集めたプロディガルサン(牡=国枝、父ディープインパクト)が、単勝1・4倍の断然1番人気に応えた。

 道中は中団の外めを追走。直線は手前を替えるのにモタつくシーンも見られたが、内で粘るフジマサスペシャル(2着)と併せる形になるとスッと脚を伸ばして半馬身差をつけてゴール。着差はわずかだったが、上がり3Fはメンバー中最速となる34秒2を繰り出し素質の片りんを見せた。

 戸崎は「調教では見せなかったが、抜け出してからフワフワ遊んだ。素質はあるが、まだ子供っぽいところがある」と伸びしろに期待。国枝師は「とにかく勝てて良かった」と安どの表情を見せながら、「いい意味で遊びがある。ディープ産駒らしく、しなやかで軽い走り。厩舎に置いて様子を見てから次走を決める」と話した。

 駆け付けた金子真人オーナーも「もう少しかっこいい勝ち方をしてほしかった」と辛勝に苦笑いを浮かべながらも、昨年セレクトセールで1億9440万円(税込み)の高値で購入した愛馬に期待のまなざしを送っていた。

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2015年6月21日のニュース