【SS順位決定戦】篠原、トップSで悔しさ晴らす

[ 2014年12月30日 05:30 ]

王座決定戦にはあと一歩届かなかった篠原。悔しさを順位決定戦にぶつける

 惜しくも王座決定戦に進出できなかった8人によって、4日目最終11Rで「順位決定戦」が争われる。濡れ走路の3日目12Rで2着に食い込みながら優出次点に泣いた篠原睦(37=飯塚)は1枠から応戦。浜野に負けないスタート力を誇るだけに、1コーナーへ真っ先に飛び込んで8周回を敢然と逃げ切る。

 3日目11Rを終了して、篠原は2着以上確保の上で青山の結果次第という優出条件だった。2日目まででポイントは3・50(2走7点)で10位。雨予報が出ていた3日目に向け、良走路ではポイント奪取が難しいと判断して「雨を意識したセッティングで勝負する」と決断を下した。

 やや天候が回復して乾き気味だったものの、3日目12Rは思惑通りの濡れ走路。1回目でFが発生したが、落ち着いて2回目のスタートを上々の飛び出し。8枠からの2着に、レース後は「やれるだけのことはやった」と全てを出し切った様子だった。

 今年は4月の当地オールスター、9月の伊勢崎オートGP、11月の地元飯塚日本選手権とSG3連続優出を果たしてトライアル戦に乗り込んできた。抜群のスタート力に対して、道中の粘り込みに不安を抱えるレーススタイルだが「浮くのを覚悟でスタートを切りたい」とあくまで自分の持ち味を前面に出していく考えの篠原。見据えるのはトップスタートから文句なしの逃走劇だけだ。

 順位決定戦のメンバーでは篠原、佐藤、浜野の3人が総合力でやや優勢。しかし、3日目に奮闘した滝下と西原もパワー上昇中で上位を争えそうなムードだ。角南、森、久門の3人は厳しいパワーでのトライアル3走だった。最後も外枠に組まれてしまったが、何とか見せ場をつくりたい。

 なお、順位決定戦の8人は4日目レース終了後に参加解除となる。

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2014年12月30日のニュース