リアルスティール、魅せたディープ譲りの瞬発力

[ 2014年12月30日 05:30 ]

<阪神新馬戦>人気に応え完勝したリアルスティール(左端)

 【先週の新馬戦】素質馬が期待通りの走りを見せた。阪神芝1800メートル戦のリアルスティールは、中団追走から上がり最速3F33秒3の末脚でV。道中は馬群を前に見ながら外めをゆっくりと追走。直線半ばで抜け出すと、持ったままの手応えで3馬身半差突き放した。「まだ物見をしながらだったが、道中は上手に走っていた」と福永。全兄ラングレーは同じ矢作厩舎の管理馬で、芝中距離で3勝を挙げている。トレーナーは「何とかクラシックに乗せないと」と好感触だ。自在性があり非凡な瞬発力は父ディープ譲り。来年の3冠レースが楽しみだ。

 中山では芝1600メートル戦コスモヨハネの粘り強さが目立った。外枠から先手を奪うと直線の急坂で、もうひと伸び。頭差の接戦を制し底力を示した。血筋から距離延長は微妙だが短~マイル路線で活躍が見込める。

 砂では中山1800メートル戦のモンドアルジェンテ。馬っぷりよく、力強いフットワークで追って味のあるタイプだ。

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2014年12月30日のニュース