【毎日王冠】ダノンヨーヨー 手術で全盛時の“切れ”戻る

[ 2014年10月9日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=8日】毎日王冠でダノンヨーヨーの激走がないか?前走の中京記念は12着に惨敗。が、この中間、稽古の動きが見違えるように鋭くなったのをオサムは見逃さない。理由がある。前走後、喉の手術を敢行。効果はてきめんだった。

 「前走乗った騎手が“喉がゴロゴロ鳴る”と。それでレース後に内視鏡でのぞいたら、喉頭蓋エントラップメントだった」と音無師。この疾患は喉の喉頭蓋がその基部にあるヒダに覆われてしまうもの。手術は内視鏡で行い、ヒダにメスを入れ外科的に切開する。

 “術後”の先入観もあるのだろうが、坂路の動きに全盛時の“切れ”が戻った気がする。8日の追い切りも僚馬ミッキードリーム(7歳オープン)と併せ、首差遅れたが4F52秒0~1F12秒4は文句なし。「今度はいいぞ!!」と指揮官からゴーサインが出た。激変があるならこのタイミング。富士Sを制し、G1マイルCSで2着した4年前の鮮烈な末脚が脳裏によみがえってきた。

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2014年10月9日のニュース