【スプリンターズS】ストレイトガール2着 荒れ馬場に泣く

[ 2014年10月6日 05:30 ]

 瞬発力をそがれた荒れ馬場は牝馬にとっていばらの道だった。2番人気ストレイトガールは馬群を縫うように内からスルスルと抜け出すも2着。悲願のG1初戴冠に半馬身及ばなかった。

 岩田は「馬の状態も良く最後まで頑張っていた。4角手前の馬場が荒れていて脚を取られた。その後はすぐに加速したが…。直線に坂があったら違っていたかもしれないね」と悔しそうな表情でレースを回顧した。

 道中は馬群で脚をタメ馬場のいいところを選ぶように追走した。各馬がちらばる4角すぎ、先頭に立ったハクサンムーンの後ろを通ってエンジン加速。直線半ばで最後の力を振り絞るも、馬場のど真ん中を力強く伸びたスノードラゴンに屈した。

 「完成の域」と陣営が自信を持って送り出した馬体は、長距離輸送がありながらプラス10キロ。馬体の張りが際立つシルエットで、超満員のパドックを悠々と周回する姿は心身ともに充実ぶりが際立っていた。藤原英師は「馬は最高の状態で乗り手もしっかりと乗ってくれたが、少しだけ運が足りなかった。馬は力をつけてきている」と激走を称えた。

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2014年10月6日のニュース