初優勝逃し、ため息…北海道の牧場関係者

[ 2014年10月6日 00:08 ]

 競馬の最高峰、凱旋門賞に日本馬3頭が挑んだ5日、3頭が生まれ育った北海道では、いずれも優勝を逃した瞬間、パリで開催されたレースをテレビで見守った牧場関係者は肩を落とした。

 ハープスターを生産したノーザンファーム(安平町)の事務局長、中尾義信さん(55)は町内の自宅で勝負の行方を見つめた。「後方から抜け出すタイミングがつかめなかったのかな」と敗因を分析した。

 子馬時代のジャスタウェイを育てた社台コーポレーション早来ファーム(同町)の育成主任の清水大さん(48)は「馬は頑張ったし、関係者はいい仕事をした」と労をねぎらい、「挑戦し続けることが大事だ」と話した。

 ゴールドシップが生まれた北海道日高町の出口牧場では、社長の出口俊一さん(58)が弟の悟さん(49)らと事務所で観戦。レースが終わると「世界の壁は厚いな」とつぶやいた。

続きを表示

2014年10月6日のニュース