【松戸・サマーナイトF】自粛欠場から復帰、武田待ってたぞ!

[ 2014年8月8日 05:30 ]

走行練習する武田

 短期決戦のG2「第10回サマーナイトフェスティバル」(優勝賞金660万円)は8日、千葉・松戸競輪場で開幕。初日はオール予選で9レース制(4~12R)、1着のみが決勝戦に進出する。選手会脱会騒動で自粛欠場していた武田豊樹、平原康多ら8人は今回が復帰戦。ビッグレースで復帰白星を飾れるか注目だ。また、今大会から初めて同時開催されるガールズケイリンフェスティバル(優勝賞金230万円)は1~3Rに予選が争われ、初代女王を目指して激戦を繰り広げる。

 選手会脱退問題で5月から自粛欠場していた23選手のうち武田豊樹、平原康多、新田祐大、佐藤友和、山崎芳仁、牛山貴広、川村晃司、藤木裕の8人が8日開幕の松戸サマーナイトで復帰する。

 G1・4勝の実力者・武田(10R)がバンクに帰ってきた。「あまり期間がなかったけど、できることはやってきた」。練習で日焼けした表情が引き締まった。昨年7月25日の高知記念で追走義務違反により失格。同年12月まで斡旋停止処分を受け、今年1月1日に戦列復帰したが、今度は5月から3カ月間の自粛欠場。武田にとって今年2回目の復帰戦だ。「5カ月休んだ時も(復帰後は)走りに影響はなかった。33バンク、1着権利など条件はあるが次につながる走りをしたい」。2V(09、12年)の実績があるサマーナイトから再スタートを切る。

 埼玉のエース平原(7R)は「納得できるだけ練習した。しっかり気持ちを入れてレースしたい」。4月の共同通信社杯でビッグ初Vを飾った新田(5R)は「同期の稲川さんのG1初優勝に刺激を受けた。急ピッチで仕上げたが練習での感覚は戻っている」。ともに再出発へ気合の表情だ。

 復帰組8人は「楽しみより不安の方が大きい。レース勘が心配」と口をそろえるが、待ちわびたファンに炎の走りで応える覚悟だ。

続きを表示

2014年8月8日のニュース