【札幌新馬戦】良血カービングパス、切れた12秒2!初陣Vへ手応え

[ 2014年8月8日 05:30 ]

古馬レッドシャンクス(右)と併せで追い切ったカービングパス

 良血2歳の初陣Vだ。93年マイルCSを制したシンコウラブリイのめいっ子でコディーノの半妹にあたるカービングパス(藤沢和、父ハービンジャー)が7日、札幌芝コースの追い切りで軽快な走りを披露。10日の札幌5R新馬へ万全の態勢を整えた。

 併走馬レッドシャンクス(5歳1000万)の2馬身後方でぴたりと折り合いながら直線へ。鞍上・柴山がハミを緩めた途端に、内から造作もなく450キロ前後の馬体を並べていく。俊敏な反応と一瞬の切れ味、軽い身のこなし。一昨年、同時期(8月2週目)の札幌でデビュー勝ちし、札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳Sまで3連勝した兄コディーノと同じ長所が雨に煙る洋芝の上から垣間見える。5F69秒9~54秒8~39秒5~12秒2で馬なりのまま併入した。

 「ゴール前で頭ひとつ抜け出して(併走馬に)つついてもらう形にした。函館に入厩した当初(6月)は前に出ると、がむしゃらに走っていたが、今では落ち着いている。初戦から動ける態勢にある」と柴山は初陣へ確かな手応えをつかんでいる。

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2014年8月8日のニュース