浦和のニュープリンスに注目

[ 2014年8月8日 05:30 ]

浦和の新たな“王子”ラッキープリンス

 【地方競馬です!!】3年連続リーディングへ、今年も首位独走中の小久保厩舎(浦和)。5月30日から始まった2歳戦でも5頭が勝ち上がり、早くも来年の東京ダービーに向けて存在感を示している。中でも南関2歳白星一番乗り・ラッキープリンス(牡)は底知れぬ強さで無敗の4連勝。既に大物感たっぷりだ。

 9馬身差圧勝で衝撃デビュー。その後も楽勝続き。4戦で付けた2着との差は計26馬身。もちろん、まだ一度も目いっぱい走っていない。4戦目も4角で左海騎手が反応を見るために肩ムチを入れたのみ。あとは手綱をしごいただけでグングン後続を突き放した。「まだ遊びながら走っているし、体ももっと筋肉が付いていい。伸びしろはまだまだ(ある)」と小久保師の期待も大きい。

 同厩の全兄・パンパカパーティが羽田盃5着など今年の3歳戦線で活躍。2歳の夏に骨折し、休養を余儀なくされた兄と比べ、こちらは体質も強く「兄以上」の呼び声も高い。デビューからコンスタントに月1回走ってきたが、今後はいよいよ重賞戦線。一息入れて英気を養い、10月15日、S3「第13回鎌倉記念」(川崎1500メートル)に向かう。厩舎としても10年キスミープリンス以来、2度目の制覇が懸かるレース。浦和の新たな“王子”に今後も注目だ。 (秋田 麻由子)

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2014年8月8日のニュース