【東京新聞杯】リスポリ“コディーノはマイルがベスト”

　【東西ドキュメント・栗東＝５日】一面の銀世界。坂田は頭に積もった雪を手で払いながら調教スタンドへ。直後、今週末から短期免許を取得するイタリアの名手ウンベルト・リスポリ（２５）が入ってきた。１１年に３カ月間、昨年秋も３週間騎乗して日本でもおなじみ。ただ、雪にはびっくり？「いやいや。ここに来る前、北海道のノーザンファーム（安平町）で雪を見ているよ」。何でも知っているなあと坂田は妙に感心した。

　東京新聞杯は前走の天皇賞・秋（５着）に続き、コディーノに騎乗。「（２０００メートルは）距離が長い。マイラーだろう」と感じた。今回は朝日杯ＦＳ以来のマイル戦。「自分がベストだと感じた距離に使ってもらえる。（正しいことを）証明したい」と意気込んだ。今回の免許期間は３月２日までの約１カ月。「日本で活躍することが自分の名を有名にすることにつながる」と力強く語った。