【AJC杯】マイネオーチャード 荒れ馬場歓迎、地元で牡馬斬りだ!

[ 2014年1月22日 05:30 ]

23年ぶりの牝馬Vを狙うマイネオーチャード

 マイネオーチャードの前走・クリスマスCでの激変に驚いたファンは多いだろう。3角で豪快にまくり、青葉賞3着の実績馬ステラウインドに2馬身半差のV。14キロ増、デビュー以来最高の466キロでの完勝だ。畠山吉師も不思議そうな表情を浮かべた。「最近は関西や新潟など遠征が多くて、輸送減りがあったかもしれない。中山で使うのが古馬になって初めてだからね。増えても勝ったのだから、前走の体でいいのだと思う」

 久々の地元競馬でオープン入り。ならばと、日経新春杯を見送り、中山のAJC杯へ。前走と同舞台なのは心強い。指揮官は語った。「ステイゴールド産駒は今の中山のような荒れた馬場がぴったり。データ的に、はっきりしている。前走のように脚をタメて差す形が合うので、外が伸びる傾向もプラス」

 準オープン時代の4歳時には、G1・エリザベス女王杯で4着の実績もある。「当時と比べても、間違いなく今の方が力は上。ジョッキー(柴田大)も乗り慣れているし、今、絶好調だからね。一線級相手でも楽しみ」。師は確かな勝算を感じている。

 牝馬がAJC杯を勝てば、91年メジロモントレー以来、実に23年ぶり。柴田大も先週の京成杯をプレイアンドリアルで制し、乗りに乗っている。人馬の今の勢いなら、強豪牡馬斬りも決して夢物語ではない。

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2014年1月22日のニュース