【エ女王杯】デニムアンドルビー“遅れ”も不問、角居師苦笑い

併せ馬で追い切ったデニムアンドルビー（左）とオールザットジャズ

　ＣＷコース３頭併せの直線真ん中に陣取ったデニムアンドルビーが内のオールザットジャズ（エリザベス女王杯出走）に追いつかない。鞍上が手綱をしごくも、ゴール板地点でオールザットとは１馬身半差。そこで手綱を緩めないのはいつもの“角居流”だが、これには「ゴール板で併入という指示だったんですけど、オールザットジャズが先に抜け出してしまって、デニムがアクセルを踏み遅れた感じ」と角居師は苦笑い。

　「デニムは体もできているし、ここまで（ローズＳと秋華賞で）２戦していますからね。しっかりカイバを食べているから、回復も早かったし順調に追い切りを消化できています」と続けて“遅れ”を不問に付した。

　秋華賞は外々を回って長くいい脚を使うも最後に脚が鈍り４着。「コース形態もありましたからね。脚質的に外回りの方が合うと思うので」とトレーナーが力を込める。オークス、秋華賞とも１番人気で無念の敗戦。世代Ｇ１獲りを果たせなかった悔しさをこの舞台で晴らす。