【エ女王杯】メイショウマンボ 万全の態勢、秋華賞V再現だ!

[ 2013年11月7日 06:00 ]

武幸を背に坂路を駆け上がるメイショウマンボ(手前)

 2冠馬メイショウマンボが迫力満点の動きを見せた。

 最終調整は武幸を背に、いつも通り坂路で併せ馬。僚馬シンゼンレンジャー(4歳1000万)を相手に2馬身追走から馬なりのまま、ラスト1F13秒0で1馬身先着。行きたがる面を鞍上がなだめるようにジワッと末脚を伸ばし、手応え十分の動きを見せた。1週前追い切りにもまたがって感触を確かめた武幸は状態の良さを語る。

 「もともと調教では動くタイプ。中3週だし1週前は折り合いを重視してサラッと。当週は速くなりすぎないように調整した。馬自身がレース前を分かっていて、僕が乗るとピリッとしてくる」

 秋華賞は力でねじ伏せた。脚質的に厳しい内回り&外枠という不利な条件ながら、直線一気の末脚で完勝。前走が激戦だっただけに出来落ちを不安視する声もあるが「秋華賞でピークに持っていった。3歳牝馬にこれ以上を求めるのは酷で、なるべく前走に近い状態を維持するように調整してきた。いい形でレースに臨めそう」と武幸は冷静に勝機を見据える。

 心身ともに充実一途。ローズS(+8キロ)、秋華賞(+2キロ)と体に幅が出て力強さが増した。オークスではイレ込みが激しかったが、レースで落ち着きを取り戻し初戴冠。秋華賞ではスタンド前の発走も難なくこなして見せた。デビュー戦で手綱を取った飯田祐技術調教師も「くじけないハートを持った馬。古馬とのキャリアの差はあるが、いい競馬はできる」と万全の態勢を強調する。

 京都は【3100】と好相性のコース。近10年は3歳馬が5勝を挙げるなど実力差は対等だ。最強牝馬を証明すべく淀の直線で能力全開だ。

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2013年11月7日のニュース