【天皇賞・秋】池江軍団、4本の矢でG1V10へ!中長距離はお家芸

[ 2013年10月23日 06:00 ]

オーシャンブルー

 池江厩舎が“4本の矢”でG1・10勝目を狙う。大将のオルフェーヴルはラストランの有馬記念に向け調整されているが、それでもいずれ劣らぬ強豪がズラリ。先週の菊花賞でもサトノノブレスが2着と好走したように、同厩舎の牡馬中長距離路線の層の厚さは群を抜いている。父・泰郎氏(現スポニチ本紙評論家)が手掛けたディープインパクト、ステイゴールドの産駒をはじめクラシック向きの血統を持つ馬がそろっているのが大きな理由だ。

【天皇賞・秋】

 ▼オーシャンブルー 前走・オールカマー(7着)は旋回癖を出しての大幅馬体減が敗因。兼武助手「旋回癖防止の対策は講じている。左回りも距離もいいので、あとは落ち着いて臨めれば」

 ▼ダノンバラード 3強対決が注目された宝塚記念で“2角”を崩して2着。重い馬場が得意で雨予報は歓迎。兼武助手「前走(オールカマー3着)は重量差もあったし、秋初戦としてはまずまず。上積みがありそう」

 ▼トゥザグローリー 昨秋は大敗が続いたが、長期休養明けの前走・京都大賞典(6着)で復調を示した。兼武助手「最後止まったのは久々の分。気持ちに前向きさがあったのはいい」

 ▼トーセンジョーダン 11年天皇賞・秋をレコードV。前走・札幌記念(13着)はスタートでつまずいたのが響いた。兼武助手「背腰の筋肉がだいぶ良くなってきているし、先週の動きもまずまず」

 近2年の古馬混合中長距離G1・10レースのうち実に8レースで連対している池江軍団。今回はいずれも伏兵扱いだろうが、軽視すると痛い目に遭いそうだ。

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