【菊花賞】(18)マジェスティハーツ 豪快さと器用さで戴冠だ

[ 2013年10月20日 06:00 ]

 マジェスティハーツはポリトラックコースを流してから坂路へ(4F65秒9)。「落ち着きがあっていい感じ。特に変わりなくきている」と瀬戸口助手は仕上がりに胸を張った。

 現3歳世代屈指の切れ者。神戸新聞杯(2着)では、4角最後方からエピファネイアを上回る上がり3F33秒6を叩き出してみせた。その決め手には凄みすら漂う。ただ、決して後方一気の不器用なタイプではない。前々走の長久手特別(1着)では5番手追走から勝負どころで2番手へと上がる器用さを見せ、さらに直線ではハーキュリーズを差し返す芸当まで披露した。豪快さと器用さと、勝負根性まで兼ね備えた、実は多芸なタイプなのだ。

 「道悪は未経験。どうなのかな。正直分からない」と瀬戸口助手は語ったが、柔軟性のある馬。きっちり対応して、あっと驚く戴冠まであるかもしれない。

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2013年10月20日のニュース