【毎日王冠】コディーノ始動戦　３歳の実力見せバブル再現だ

　【東西ドキュメント・美浦＝１日】予想印こそ打たないが、凱旋門賞での日本馬のライバルも気になる岡本。そうそうたるメンバーを見ていると、なんと３歳馬の多いことか。一方、毎日王冠も近年は３歳馬の活躍が目立ち、１０年と昨年は３歳のワンツー。欧州も日本も、それだけ競走馬の成長時期が早くなっているということだろう。

　とあれば唯一の３歳馬コディーノは外せない。ダービーは９着に敗れたが、藤沢和師は「落ち着いていて、ゆったり歩けるようになった。いい夏休みになったね」と、夏を越しての成長を感じ取っている。「３歳での挑戦って言うけど、じきに当たり前の時代になるよ」と話す師は早くから３歳馬で古馬に挑んできた先駆け。９６年バブルガムフェローは骨折明けの毎日王冠で３着に敗れたが、続く天皇賞・秋で古馬を撃破した。その再現へ、始動戦の走りが注目される。