【バーデンバーデンC】ツルマルレオン 橋口師が胸張る力強さ

[ 2013年7月11日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=10日】栗東で現役最多の通算914勝を挙げている橋口師が「いずれ重賞を1つか2つ獲れる」と公言する馬。それがバーデンバーデンCに出走するツルマルレオンだ。最終追い切りの直前に細原が師の元を訪れると「動きはいいよ。そう書いといて」と一言…。戸惑う新人記者を横目にレオンは坂路を馬なりで4F51秒6~12秒4で力強くフィニッシュ。四肢のさばきは軽快で抑え切れないほどの手応え。「ねっ、言った通りやろ。長年やっとると分かるんよ」。幾多の名馬を育て上た師だからこそ分かる勝負気配。

 今回は仕切り直しの一戦だ。出走予定だったCBC賞は追い切り直前に軽い筋肉痛が判明して回避。無理使いをせずここを目標に仕上げられた。「オープンとなるとメンバーの実力は紙一重。何か不安なことがあれば絶対にいい結果は出ない。やっと胸を張って送り出せるね」。調教を見届けた師の晴れやかな表情を見て細原は◎を託すことを決めた。

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2013年7月11日のニュース