【浜松】元スピードスケート選手・岡谷 誓うアクセル全開

[ 2013年7月9日 06:00 ]

デビュー戦を迎える(左から)岡谷美由紀、岸萌水

 1日にオートレース選手養成所を卒業した第32期生の女子レーサー、岡谷美由紀(28)と岸萌水(19)がそれぞれ、浜松1、2Rで初陣を迎える。

  元スピードスケート選手の岡谷は約10年ぶりのレースにアドレナリン全開。一足早くデビューして2連勝を飾った同期の益春菜(26)にも刺激を受けたといい「自分の力を出し切って1着を取りたい」と意気込んだ。

 高校時代、スピードスケート女子500メートルで高校総体2位、国体3位の実績を持つ。引退後、就職して機械の設計に従事。だがレースへの情熱は冷めやらず「スピードは違うが、走行中の景色の見え方とか似ている」と同じ楕円(だえん)コースで、左回りのオートレースに運命的なものを感じた。

 本番を翌日に控え、練習走行をしてはビデオで乗車姿勢などをチェック。師匠の斎藤努(41)は「きょう(8日)は一番いい感じで走れていた。負けず嫌いな性格はレーサー向き」と期待する。スケート時代の持ち味は巧みなコーナーワークという岡谷。「アクセルを開けて深く突っ込んでいきたい」と強気のレースを誓った。

 ◆岡谷 美由紀(おかや・みゆき)1984年(昭59)10月14日、長野県生まれの28歳。浜松オート所属。3歳でスピードスケートを始める。趣味はドライブ。身長1メートル61、体重47キロ。血液型A。

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