騎手課程に4年ぶり女子・藤田菜七子 なでしこ澤張りの活躍を

[ 2013年4月3日 06:00 ]

桜の木の下で3年後のデビューを夢見る騎手課程の新入生。前列左から金浜、荻野、岩田、後列左から藤田、坂井、木村、菊沢

 JRA競馬学校騎手課程32期生入学式が2日、千葉県白井市の競馬学校で行われ、紅一点の藤田菜七子(15=茨城)ら新入生7人が出席した。

 女性として4年ぶりの入学となった藤田は「男の子に負けないよう精いっぱい頑張ります」と決意表明。かわいらしい顔立ちとは裏腹に空手初段、剣道二段の“つわもの”だ。小学5年時にテレビで競馬を見て騎手を志望。美浦トレセンの乗馬苑に通って技術を磨き、応募総数153人の難関を突破した。

 好きなスポーツ選手は女子サッカーの澤穂希。「澤選手も小さい頃から男の子の中でやっていたと聞いたので、憧れます。騎乗技術は男も女も関係ないと思うので負けたくない。ファンに信頼される騎手になって大きいレースを勝ちたい」。目標とする騎手は女性のサザーランド(引退)、ナプラヴニク。デビューすれば女性では西原玲奈(16期、現助手)以来となる。

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2013年4月3日のニュース