【ドバイ・シーマC】ジェンティルドンナ「仕上がり万全」

[ 2013年3月21日 06:00 ]

夜明け前の坂路で追い切られたジェンティルドンナ

 ドバイシーマクラシック(30日、メイダン)に出走するジェンティルドンナ(牝4=石坂)が20日、栗東坂路で国内最終追いを行った。単走、全くの馬なりで4F55秒5~13秒1。重い馬場を考えれば上々の時計で、井上助手は合格点を与えた。「先週しっかりやっているので、もう強い調教はいらない。ほぼ仕上がっている。本当に順調にきた」

 昨年のジャパンC制覇から4カ月ぶりの実戦。しっかり疲れを取ることを優先した。ぶっつけ本番となったが、不安は皆無だ。石坂師は緊張感をたたえつつ、しかし自信に満ちた表情で語った。「馬をリラックスさせることが最優先だった。落ち着きはある。最大の心配は輸送をどうこなすか、そこだけ。今の状態で持って行ければ、必ず走れる」

 異国での戦いの厳しさは身に染みている。ドバイワールドCにヴァーミリアンで2度挑戦。07年4着、08年は12着。悔しい思いを重ねた。3度目の正直。今こそ世界を制して美酒に酔う。出国は22日。確かな手応えを胸に、関西国際空港から決戦の地へ向かう。

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2013年3月21日のニュース