【ヴィクトリアM】アプリコットフィズ状態良し!

[ 2012年5月13日 06:00 ]

 フットワークの軽さに状態の良さが見てとれた。アプリコットフィズの最終調整は坂路。最初の1Fは17秒5と抑えたが、ラップごとに約1秒ずつ加速。ラストは14秒0まで伸ばした(全体時計は4F63秒2)。「しまいは少し流したが落ち着いていい状態。昨年の秋に好走していた頃の雰囲気で臨める」。騎乗した吉永助手の声も弾む。

 その昨秋は京成杯AHでフィフスペトルに3/4馬身差2着、続く富士Sではエイシンアポロンに頭差2着。接戦した2頭の勝ち馬はG1マイルCSでワンツーを決めている。東京のキャピタルSはガルボ、マイネルラクリマ、コスモセンサーといった牡馬の重賞ウイナーを力でねじ伏せての勝利。同助手は「戦ってきた相手を考えればG1でも力は十分足りる」と期待を込める。

 「カイバをしっかり食べるようになり、使い減りしなくなった」と以前のような繊細な面もなくなった。同世代のアパパネとも好勝負を演じてきた馬。「何とかG1タイトルを獲らせたい」。こん身の仕上げでレースに向かう。

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2012年5月13日のニュース