【川崎】降雪で中止 重賞40年ぶり代替開催なし

[ 2012年3月1日 06:00 ]

雪が降り積もった正午前の川崎競馬場パドック

 29日の川崎競馬3日目、船橋オート3日目は、降雪のため全12レースが取りやめとなった。牝馬交流G2エンプレス杯を含め、両場とも代替開催は実施しない。川崎で重賞の代替開催が行われなかったのは、馬インフルエンザが大流行した72年の川崎記念以来。雪による全レース中止は01年1月27日以来。中止決定前に全国で発売された馬券の返還額は8075万900円(エンプレス杯前日発売分を含む)。

 川崎競馬場では1R発走予定時刻の午前11時20分が迫っても雪が降り続いた。そのため、川崎本場、場外発売施設などで「降雪のため、1Rの発走時刻が大幅に遅れます。ご了承ください」のアナウンス。午後12時30分になって、降雪による馬場悪化のため中止が発表された。川崎本場には約700人のファンが来場しており、無料券入場者を含め6万6800円分の入場料(1人100円)が返還されたが「(発走が)遅れますというから来たのに…。ひどいな」などと不満を漏らす来場者もいた。また、川崎本場とジョイホース横浜(場外施設)では笠松競馬の場外発売を5R以降取りやめたが、同競馬場によると大きな混乱はなかった。

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