【オーシャンC】飯山、準優進出へ勝負駆けだ!

[ 2011年7月16日 06:00 ]

勝負駆けの飯山に注目

 東京の切り込み隊長が気合の走りで逆転進出を狙う。ナイターSG「第16回オーシャンC」は16日、準優18選手を決める予選最終日を迎える。3日目を終え、飯山泰(33=神奈川)は得点率35位タイと低迷。だが、中堅以上の舟足を引き出しており、予選突破は十分に可能だ。勝負駆けとなる4日目7、12Rでは果敢な攻めで得点上位陣に襲いかかる。なお、準優進出ボーダーを6・00と推定すると、篠崎元志ら8人に当確ランプが点灯した。

 今大会に大挙7人を送り込んだ東京支部だが、3日目を終えて得点率は23位タイの福島が最高。準優圏内の18位以内に1人も入らない事態となった。しかし、福島、飯山、石渡の3人は4日目の結果次第で推定ボーダーの6・00をクリアできる。

 中でも飯山は舟足の良さからも見逃せない。3日目7Rはチルトをマイナスに下げたのが裏目に出てしまったが、2日目までのチルト0度のセッティングなら行き足などの実戦足が軽快。7R後は「0度用に叩き直して、スリットの手前から伸びるようにしたい」とペラ調整に汗を流した。得点率は4・50で35位タイ。6・00を超えるには4日目の2走(7、12R)で1、2着以上獲らなくてはならない。厳しい状況だが「条件が分かりやすくていい。カドを狙えそうな枠番だし、思い切って連勝を狙っていく」と言い切る。得意のダッシュ戦で準優進出を果たす構えだ。

 3日目を終えて得点率トップに立ったのは、シリーズ3勝を挙げている篠崎。ただ、足自体は中堅の域を出ることができず、4日目は5、6枠での2走。当確ランプは点灯したが、安心できない。仕上がりなら、むしろ2位の瓜生の方が上だ。行き足から伸びが強力で、回り足なども水準以上。予選1位突破の可能性が最も高いのは瓜生だろう。

 ほかの得点率上位陣も動きは良好。特に赤岩、森、岡崎、重野の4人は上位と呼べる仕上がりだ。ボーダー近辺では白井と湯川の気配が光っている。

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2011年7月16日のニュース