【ラジオNIKKEI賞】パルフェ12秒4!初勲章へ気合注入

[ 2011年6月30日 06:00 ]

<ラジオNIKKEI賞>タイセイワイルド(右)と併せて追い切るショウナンパルフェ

 ダービー6着馬の意地だ。中山メーン・ラジオNIKKEI賞の追い切りではショウナンパルフェが併せ馬で力強い伸び脚を披露。ダービーで見せ場をつくっただけに、トップハンデ57キロでも力の違いを見せつける。

 三浦が函館から美浦に駆けつけ、ショウナンパルフェの感触を確かめた。タイセイワイルド(4歳1000万)を3馬身追走。道中はしっかりと折り合って、ダービー6着以来となるコンビの息もぴったり。直線はインから一気に並びかけ、強めに追われた僚馬に対して楽な手応えのまま併入。5F66秒9~1F12秒4の好タイムを叩き出した。

 引き揚げて来た鞍上は汗だくになりながら「今回は距離が短くなるし、道中から気合をつけて、しまいも伸ばした。いい稽古になったと思う。いい意味でダービーの時と変わらなく来ているね」と明かした。

 動きを見守った二ノ宮師も満足げな表情だ。「使ってからゆっくりさせたので重いのかなと思ったが、反応は良かった。普段は落ち着いているし、乗ったらハミを掛けてしっかり走っていた。仕上がっているよ」

 ダービーは好位の3番手から直線で脚を伸ばして、ラスト300メートルでは先頭集団に並びかけた。「皆さん以上に僕がオッと思った。道悪じゃなければ、しまいはもっといい脚を使えたと思う」と三浦は初騎乗で確かな手応えをつかんでいる。トップハンデ57キロにも「大きい馬でパワフルな走りをするし、これくらい背負わされてもこなしてくれると思う」と自信ありげ。中山も葉牡丹賞(1着)で攻略済み。「自在性があるのが一番いいところ。この馬の良さを生かしたい。人気にはなるが、勝つつもりで乗るし秋に向けていい競馬を見せたい」と意気込んだ。

 新馬戦はダービー馬オルフェーヴルの2着に敗れたが、上がり3Fは同じ33秒4をマーク。早くから素質の高さを見せていた。ライバルに再び対戦する秋に向けて、まずはここで勲章を手にする。

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2011年6月30日のニュース