【函館スプリントＳ】ヘニーハウンド楽々先着で期待大！

＜函館スプリントＳ＞函館Ｗコースで追い切るヘニーハウンド（左）

　スプリント路線に照準の３歳ヘニーハウンド。最終追いはＷコースで古馬オープンのタカオセンチュリーと併せ馬。いっぱいに追われた先輩馬に対し、手応えに余裕を残したまま併入した。「相手も走る馬だからね。いい追い切りになったと思う。仕上がったという感じ」。動きを見守った矢作師からも、景気のいいコメントが飛び出した。

　ＮＨＫマイルＣは１２着。「折り合いを欠いて、最後に止まった。距離も長かったと思う」。師は冷静に敗因を分析した上で「道中の行きっぷりは良かったし、能力の高さを感じた」と話す。喉が弱くマイルでは息切れするが、デビュー２戦目でファルコンＳを勝ったように、１２００メートルなら能力をフルに発揮できる。「いずれはＧ１と考えている馬。相手も強くキャリアも浅いが、素質は見劣りしない。５３キロで差す競馬を」。古馬相手でも小細工せず、切れ味を信じて真っ向勝負に持ち込む構えだ。