阪神、小倉両競馬が再開…武豊騎手ら募金活動

[ 2011年3月19日 18:17 ]

 東日本大震災の影響で12、13日の開催が中止された中央競馬が19日、「被災地支援競馬」として阪神と小倉の両競馬場で2週間ぶりに再開した。

 半旗が掲げられた両競馬場ではレース開始前に犠牲者に黙とうがささげられ、騎手ら関係者は喪章を着用。最終レース終了後には日本騎手クラブの武豊会長、藤田伸二騎手らが募金活動を行い、両競馬場で約1200万円の義援金が集まった。武豊会長は「少しでもお役に立てればいいと思うし、できることは何でもやりたい」と話した。

 阪神は21日まで、小倉は20日までの開催中、1頭出走につき馬主が3万円、調教師が1万円、騎手は1騎乗ごとに3千円を寄付し、計約4千万円の義援金が集まる見込み。日本中央競馬会(JRA)も売り上げの一部などを義援金として拠出する。

 首都圏の計画停電や交通混乱などを考慮し、中山競馬(千葉)の開催は3月末までの中止が決まっている。

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2011年3月19日のニュース