【菊花賞】クォークスター長く良い脚使える

[ 2010年10月22日 06:00 ]

<天皇賞・秋>「自分なりにイメージはできています」という藤岡佑介騎手

 ターフライターの平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」。菊花賞でクォークスターに騎乗する藤岡佑介騎手(24)に迫った。

 ――クォークスターには前走(セントライト記念1着)で初騎乗。最初にまたがった時の印象から教えてください。
 藤岡佑 イレ込むこともなく凄く落ち着いていました。だから良い雰囲気の馬だと感じました。
 ――戦前の作戦は?
 2200メートルという距離だったし、あそこまで速い流れになるとは…。だからある程度前へ行くつもりで考えていました。
 ――しかし、スタートはいまひとつ。
 前へ行きたかったけど行けなかったというのが正直なところです。それで仕方なく後方からの競馬に。
 ――道中の手応えはどうでしたか?
 手応えは悪くなかったです。前が飛ばしているのも分かったし、これなら後方でも意外と良いのではないか?と思いました。
 ――3コーナーでは早めに押し上げていきました。
 以前またがっていた(柴田)善臣さんに瞬時に反応する感じではなく、エンジンが掛かるまで少し間があくとアドバイスを受けていました。だから早めにふかしていきました。
 ――コーナーは大外を回る形。
 縦長の流れで、前にスペースがあったので内は考えずにそのまま走らせたという感じです。外を回る形だったけど、ロスがあったわけではありません。
 ――直線に向いても先頭のヤマニンエルブとの差が結構ありました。
 あそこまで離しているとは思いませんでした。届いてくれと思いながら追ったけど、届くかどうかは正直分かりませんでした。
 ――しかし、見事にとらえて差し切りました。
 長く良い脚を使ってくれました。本当によく差し切ってくれたという感じでした。
 ――土曜日の調教に乗るのですか?
 はい。京都はきさらぎ賞で走っているのですが、結果があまり良くなかった(7着)のでパターンを変えてみるそうです。それで前日に僕がまたがってみることになりました。
 ――今回は3000メートル。
 適性は分からないけど、折り合いはつくし長く良い脚を使える馬なので心配はしていません。

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2010年10月22日のニュース