リーチ骨折…それでも橋口師はしっかり前向き

[ 2010年6月10日 06:00 ]

 【東西ドキュメント 栗東=9日】リーチザクラウン骨折。残念なアクシデントに仙波はトレーナーの気落ちを心配していたが、なんの橋口師はしっかりと前だけを見据えていた。「ひざの骨片が少し飛んだ軽微なもので馬はシャンシャンしてるよ。完治すれば年が明ける頃には戻ってくるだろう」。復活する確信があるから歯切れはいい。厩舎に昨年のダービー2着馬(リーチ)、今年のダービー2着馬(ローズキングダム)を擁し、視線は早くも来年のダービーへ向く。今度こそ、の野望を2歳馬に託して。「ウチの厩舎にハーツクライ産駒が7頭入る予定。すべて牡馬だし全部(ダービーに)出走させるぐらいのつもり」と笑いながら語った。厩舎のダービー2着の先輩ハーツクライが父として橋口軍団の中核をなす。「もちろん、ディープやほかの種牡馬にも楽しみなのはいるよ」。橋口師のダービー制覇への戦いは始まっている。

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2010年6月10日のニュース