【皐月賞】岩田最大級の賛辞「ウオッカみたい」

[ 2010年4月18日 19:30 ]

 まずは1冠。ヴィクトワールピサが1番人気に応えて、5連勝で皐月賞のタイトルを獲得した。

 後方を進み、最後の直線で反応良く内側から一気に抜け出しての快勝。故障した武豊騎手から乗り替わっての大舞台で、見事に役割を全うした岩田騎手は「内から1頭ずつ抜いていって、最後の直線では先行馬のすぐ後ろ。まるでビクトリーロードができているみたいだった」と、栄光のゴールへの“道のり”を心地よさそうに振り返った。
 直前のレースで落馬するアクシデントもあったが、その影響はみじんも見られなかった。「本命馬でプレッシャーはあったが、それを楽しみに変えて乗った。最高のレース」と胸を張った。
 次走は3冠クラシックの2冠目が懸かるダービー。最強牝馬ウオッカなど数々の名馬を育ててきた角居調教師は「距離、コースとも初めてだが、レースではうまく折り合っているし、課題が見つからない馬だから」と自信をのぞかせる。
 岩田が「重厚感があってウオッカみたい」と評するヴィクトワールピサが、あのディープインパクト以来、史上7頭目の三冠馬に…。その可能性を感じさせる圧倒的な勝利だった。

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2010年4月18日のニュース