ラストノート デビュー延期はプラスに

[ 2010年2月26日 06:00 ]

 【東西ドキュメント=美浦25日】浜田の取材に鈴木康師は感慨深げに応じてくれた。「お母さんも走ってくれたし、子供たちもいい競馬をしてくれた。思い出は尽きないよ」。土曜中山6Rでデビューするラストノートは、重賞5勝を挙げた名牝ダイナフェアリーの最後の産駒。師は母に加え、サマーサスピション(青葉賞)、ローゼンカバリー(日経賞など重賞4勝)など産駒のほとんどを手掛けてきた。「フェアリーはコンスタントに活躍馬を出してきたから、応援してくれるファンが多い。今でも手紙が届くくらい」と話す表情は、わが子を見守るようだ。

 ラストノートは、先週の新馬戦を除外されたが「乗り込み不足で、ノリ(横山典)も“今週の動きの方が良かった”と言ってくれたからね」と1週延期は、むしろプラス材料。師とファンの思い入れを背負い、初陣の舞台に立つ。

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2010年2月26日のニュース