【中山記念】成長著しいサニーサンデー軽快な動き

[ 2010年2月26日 06:00 ]

<中山記念追い切り>ウッドチップコースで追い切るサニーサンデー

 中山記念の木曜追い。4歳馬サニーサンデーが軽快な動きを披露した。中山金杯は6着に終わったが、差は0秒1。鞍上にフェブラリーS優勝の佐藤を迎えて得意の先行策で押し切りを図る。

 サニーサンデーはWコースでの最終追い。単走ながら前半から快調なペースで飛ばす。外ラチいっぱいを回り、最後は脚色が鈍ったが、ゴール前で首を下げて、もうひと伸びした。「大外を回って、あれだけ動けば十分。馬もレースが近いことが分かっているので行きっぷりも良かった」と谷原師。コースから引き揚げてきた様子を確認すると「息の入りもいい。本当に具合がいいね」と笑顔を見せた。
 デビュー時から「ガーッと行く感じがある」と師が話すように、激しい気性を秘めるが「昨年の福島記念を勝ったあたりから徐々に落ち着いて、体もしっかりしてきた」と心身ともに成長は著しい。将来性も含め「折り合いさえつけば相当に走ると思っている。かなりの能力がある」と評価する。今後を考えれば、別定G2のここで結果を残しておくことが大きな意味を持ってくる。
 軽ハンデ(51キロ)の恩恵があったとはいえ、3歳で出走した福島記念で古馬を一蹴しているのは大きな自信になっている。前走の教訓を生かし、稽古で見せた行きっぷりで、自分のペースに持ち込めればチャンスは十分だ。

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2010年2月26日のニュース