【共同通信杯】東京コース「合う」ステップ一発

[ 2010年2月5日 06:00 ]

重賞初勝利を狙うアースステップ

 ターフライター・平松さとしの「直球勝負・キーマンの懐へ」。共同通信杯のアースステップに騎乗する吉田隼人騎手(26)を直撃。

 ――アースステップは初戦(新馬1着)、2戦目(京成杯5着)ともにスタートが良くなかった。
 吉田隼 デビュー前のゲートはノータッチだったので正直、あれほど出ないとは思いませんでした。
 ――ゲートの中で横を向いたりしていますね?
 それより、まだトモ(後肢)に力を付けきっていない点が影響していると思います。このあたりは徐々に良くなっていくはずです。
 ――初戦は二の脚もつかなかったが、前走はすぐに先団に取りつきました。
 そうですね。初戦は全く反応してくれなかったので、前走はある程度、気合を入れて出していきました。
 ――伸びはもうひとつ?
 この馬なりには伸びていましたよ。でも、ペースが遅く、上がりの勝負になったので周りの馬も伸びていたという感じです。
 ――瞬発力勝負になると分が悪い?
 あの展開になると、この馬には向かないようです。でも、初戦では追ってから反応してくれたので、瞬発力勝負が全く駄目だとは思っていません。
 ――初戦は3角でムチが入り、反応するまでに少し時間がかかった。
 初めての実戦で、大外を回りましたからね。あれで結果的に差し切ったのだから、着差以上に強い内容だったと思います。
 ――2戦目でも体は増えていた(4キロ増の506キロ)。
 太いということではなく、大型馬。使ったのに体が減らなかったのは良かったと思います。
 ――中間は騎乗していない?
 はい。前走後はまたがっていません。ただ、スタッフから話は聞いています。仕上がりはいいようなので追い切りも無理をさせなかったそうです。
 ――左回りに替わる点は?
 乗っている感じから左右の回りは、どちらでも特に問題ないと思います。
 ――東京コースは?
 最後の直線が長いコースになるのはいいと思います。体も大きいので広々としたコースも合うはずです。
 ――位置取りや作戦は?
 ここまでの2戦(中山マイルと2000メートル)はある程度、前で競馬をしないと苦しい舞台でした。それを考えると東京1800メートルは位置取りにこだわる必要はないと思います。競馬はしやすくなるはずです。
 ――メンバーがそろった。
 そうですね。いいメンバーがそろったけど、今後のためにもどこまでやれるのか楽しみ。応援、よろしくお願いします。

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2010年2月5日のニュース