新アイドルだ!道営競馬に第2のユキチャン!

[ 2010年1月30日 16:32 ]

「ホッカイドウ競馬」で今春にもデビュー予定の白毛馬

 多額の赤字を抱え存続の危機にある北海道営「ホッカイドウ競馬」に、全国的に珍しい白毛の牝馬(2歳)が今春にもデビューする。白一色の美しい馬体はファンの注目度も高く、関係者はアイドルホースに競馬人気復活への夢を託している。

 北海道軽種馬振興公社によると、白毛馬は生まれたときからほぼ全身が白い毛で覆われているのが特徴。日本の競馬史上20頭程度しかおらず、ホッカイドウ競馬では2頭目という。デビュー予定の牝馬は父も白毛で、2008年3月に日高町の牧場で生まれた。
 誕生当初は小さく、競走馬になれるか危ぶまれたが、順調に成長し現在は門別競馬場(日高町)内の厩舎で調教中。馬にとっても白毛は珍しいようで、姿が見えると身構える馬もいるという。米川伸也調教師(57)は「元気のいい馬。無事に出走して、一つでも多く勝ってくれれば」と目を細める。
 白毛馬に対する競馬ファンの反響は上々で、同公社が名前を募集したところ、約1500通の応募があったという。
 馬券のインターネット販売などで収支が改善傾向にあるものの、10年度に収支均衡を果たさなければ廃止の可能性もあるホッカイドウ競馬。公社の井村勝昭専務理事(66)は「来年度が正念場。ぜひ活躍して盛り上げてほしい」と期待を寄せている。

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2010年1月30日のニュース