【阪神JF】高性能!シンメイフジ道悪もOK!

[ 2009年12月11日 06:00 ]

馬場不問の瞬発力に期待が膨らむシンメイフジ

 ターフライター・平松さとしがレースのキーマンに直撃する「直球勝負・キーマンの懐へ」。重賞ウイナーのシンメイフジに騎乗する岩田の胸の内に迫った。

 ――シンメイフジの前走(新潟2歳S1着)はゲートで落ち着かず、出遅れた感じでした。
 岩田 極端に大きな馬ではないので、ゲートの中で周囲にスペースがあるんです。だから左右前後に動く感じになって出遅れてしまいました。
 ――その後も3コーナー過ぎまでハミを取りませんでした。
 全く取ってくれませんでしたね。あれでは最後方も仕方ありません。
 ――しかし、4コーナーで外へ出してからは速かった。
 鋭く反応してくれました。乗っていても「おっ」という手応えを感じました。
 ――馬場状態を考慮し、ちゅうちょせずに外へ出したのですか?
 連続開催の最終日でしたからね。馬場状態を考えると、内へ行こうという選択肢は最初から持っていませんでした。
 ――最後はササり気味。内の馬が外へ出てきたこともあって接触しました。
 スタンドを見たせいか、ササり気味だったけど、矯正しながら走らせていたので、こちらは真っすぐに走っていました。ぶつかった時もひるむことなく走っていました。
 ――上がり3Fは32秒台をマーク。
 栗東の坂路でも最後は余裕を持ちながら12秒台の好タイムで来ます。追えば11秒台で走れるでしょう。瞬発力はもの凄いですよ。
 ――切れ過ぎる感じなので、馬場が渋った場合は割り引きが必要ですか?
 ところが、雨の日の坂路もスイスイ登って行きます。だから道悪も心配していません。
 ――久々の実戦ですが、ハミ受けの心配も解消できていますか?
 調教で毎日のように乗って矯正してきました。今の感じならある程度ハミを取ってくれるはずです。
 ――久しぶりの阪神(新馬1着以来)で物見をする心配はありませんか?
 そのあたりも調教で教え込んできました。今回は物見をせずに走ってくれるはずです。
 ――話を聞く限り、心配ごとは何もない?
 何もありません。新潟2歳Sでは牡馬を相手にしなかった。これは能力の高さ以外の何ものでもありません。

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2009年12月11日のニュース