【菊花賞】蛯名 フェスタ陣営の仕上げを信頼

[ 2009年10月23日 06:00 ]

<菊花賞>2度目の制覇へ自信を見せる蛯名正義騎手

 ターフライター平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」。菊花賞は前哨戦セントライト記念を制したナカヤマフェスタに騎乗する蛯名正義騎手の胸の内に迫った。

 ――ナカヤマフェスタの前走(セントライト記念1着)を振り返ってください。レース前の雰囲気はどうでしたか?
 蛯名 春先に比べて体の張りがあったし、良い状態でした。久々だったけどこれなら力を出せる出来にあると思いました。
 ――道中鞍上で少し手を動かすシーンがありました。
 たしかに多少モタつきましたが、致命的なものではなかったし、次が3000メートルの菊花賞だと考えるとかえって良いくらいかなと。
 ――早めに自ら動いていきました。菊花賞の距離を意識して脚を使わせたようにみえましたが?
 そういうわけではありません。菊花賞を意識していなかったというわけではないけど、しっかりと結果も出したかったので動いていったんです。実際、そういう結果を残せたのはよかったと思います。
 ――中間の調教はノータッチですね?
 はい。頭のいい馬なので僕が乗ると気合が入りすぎてしまう。厩舎でもそのあたりを考慮して、(二ノ宮)先生と話し合った結果、いつも乗っている調教助手に任せようということになりました。
 ――デビューして1年近くになりますが馬体重がほとんど増えていない(昨年11月の新馬戦が450キロ、前走のセントライト記念が452キロ)点はいかがでしょう?
 今回は輸送も入るし、さらに減ってきそうですね。でも、前走も結果は残しているわけだし、問題にはならないと思います。
 ――3000メートルという距離はどうですか?
 決して素直というタイプではないけど、折り合いはつくし、皆、同じ距離を走るのだから大丈夫だと信じています。今年は抜けた存在がいないのでいい勝負になると期待しています。(ターフライター 平松さとし)

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2009年10月23日のニュース