【BCクラシック】欧州勢大物が参戦だ

[ 2009年10月22日 06:00 ]

 【合田直弘の海外ターフ事情】17日に英国のニューマーケットで行われた、欧州10F路線の総決算となるG1チャンピオンSを制したトゥワイスオーバー(牡4歳)が、11月7日に北米のサンタアニタで行われるBCクラシックに挑むことが明らかになった。

 例年だとチャンピオンSの2週間後に組まれているブリーダーズCが、今年は開催が1週間遅く、チャンピオンSから中2週で臨めること。欧州勢のワンツーフィニッシュに終わった昨年同様、今年のBCクラシックも芝適性がおおいに生きると言われているサンタアニタのオールウエザーコースが舞台であること、などを考慮すると、トゥワイスオーバーにとってこれほど格好のターゲットはないというのが、管理するヘンリー・セシル師の見解である。
 欧州からはさらに、9月26日にアスコットで行われた欧州マイル路線の総決算G1クイーンエリザベス2世Sを快勝したリップヴァンウィンクル(牡3歳)や、10月2日に愛国のダンドークで行われたオールウエザーのG3ダイヤモンドSを快勝したG1・4勝馬マスタークラフツマン(牡3歳)といった大物も、BCクラシックに参戦予定だ。豪華な顔ぶれで挑む欧州勢が、昨年に続いて北米最高賞金レースを席巻するか、おおいに注目されるところである。(競馬評論家)

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2009年10月22日のニュース