【菊花賞】セイウンワンダー最高の仕上がり

[ 2009年10月22日 06:00 ]

単走で軽快な動きのセイウンワンダー

 セイウンワンダーのCWコースの追い切りは直線だけ見れば伸びきれない感じで、ややインパクトに欠けた。

 ただ理由はある。前半少し掛かり気味になったうえ左前肢を落鉄していたという。またがった服部助手は「息の入り、体の感じ、それに気合乗りもよくなっています」と好感触を伝える。6F全体で79秒9、ラスト12秒4。タイム的に十分動いている。表層の印象に惑わされると本質を見落とす。領家師も仕上げに自信を持つ。
 「落鉄の影響で最後はモタついた感じに。でも体調面は大丈夫。ここまで8戦してきたけど今回がいちばん仕上がりはいい」
 前走の神戸新聞杯(3着)が最後の1冠に期待を抱かせる内容だった。折り合いに専念する形ではなく、ある程度の位置を取りながら2400メートルで結果を残した。勢いを取り戻した2歳王者がいよいよ怖い存在になってきた。

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2009年10月22日のニュース