福永わくわくジェルミナル/阪神JF

[ 2008年12月11日 06:00 ]

<阪神JF>福永を背に、軽快飛ばしていくジェルミナル

 好素材の豊富な藤原英厩舎は1勝馬ワイドサファイヤを自重、2勝馬ジェルミナルを送り込む。追い切りは芝コースでサイボーグ(6歳オープン)に1馬身先着した。ほぼ馬なりのソフトな仕上げだが、福永はジェルミナルの馬上で手応えを膨らませていた。

 「最後1Fだけ反応を確かめるような感じ。少しもたついたけど、前走のレースもそんな感じだった。大丈夫じゃないかな。ポジションを取りにいっても掛からないしスタートがいい。流れに乗りやすい。いい勝負ができると思う」
 前走・黄菊賞は首差の接戦だったが、勝って賞金を加算できたことに意味がある。除外の不安なく、最善の仕上げを施せた。藤原英師が言う。「ほぼイメージ通りに調整できて現状では一番と言える。先が楽しみな馬だけど今の段階でも、いい競馬をしてくれそうだ」。06年ウオッカ、07年トールポピーと、牡馬混合の黄菊賞出走馬が2年連続で2歳女王になった。今年も続くか。

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2008年12月11日のニュース