ブエナしびれたキレた11秒7/阪神JF抽選組

[ 2008年12月11日 06:00 ]

<阪神JF>軽快な動きを見せたブエナビスタ

 一気に抜き去った。この瞬発力が最大の魅力だ。ブエナビスタはDWコースへ。キタサンガイセン、ダディーズウォーズの新馬2頭を7~8馬身先行させ目標にする形だ。良血馬は陣営の予想以上の内容で応えた。インから一瞬で追いつき、かわして1馬身先着。ラスト1Fは11秒7。レース同様の凄い切れだった。松田博師が満足そうに話す。

 「最後は気を抜くような面を見せたけど、あれ以上速い時計になってもなあ。そんなに追う必要はない。これで十分」
 1勝馬ながら今回最も注目を浴びる存在だ。母ビワハイジは95年の阪神3歳牝馬S(現阪神JF)を制覇。アドマイヤジャパン、アドマイヤオーラの兄2頭は重賞ウイナー。デビュー2戦目の11月・京都未勝利戦では後続にあっさり3馬身差をつけ良血ぶりを示した。「きゃしゃに映るがデビュー前より後肢に幅が出てきた。状態は使う前と全然違う」。こう語る師が昨年送り出したレーヴダムールは1勝馬の身で首差2着の力走。今年もゲートインできるかどうかは11日に行われる抽選の結果次第となる。「カイバを食べているし不安はない。勝つような馬なら(抽選枠に)入るだろう」(同師)。強運も味方につければ怖いものはない。

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2008年12月11日のニュース