ファレノプシスの娘はタフ自慢/日曜阪神4R

[ 2008年7月11日 06:00 ]

厩舎周りで運動するアディアフォーン

 新世代のヒロイン候補はたくましさがウリだ。G1・3勝ファレノプシスを母に持つアディアフォーン(牝=橋口、父ダンスインザダーク)が日曜阪神4R(芝1400メートル内)でデビューする。父母両方でG1を制した武豊は「どちらかといえば、お母さん似」と評した。推定馬体重は440キロ。良血馬にありがちなひ弱さはない。橋口師は体質面の頑強さをアピールした。

 「牝馬にしてはたくましく、キャシャなところがない。牧場で乗り込めていたから、早く使うことにしたんだ。去年のオディールもそうだったね」
 姉4頭は体質面の弱さがあり、いずれもデビューは遅かった。血統の持つこれまでのイメージを覆す好素材だ。調教で騎乗する鎌田助手の評価も高い。
 「素直で素軽い。先週またがった(武)豊も珍しく『いいですよ』と言ってくれたしね。カイ食いがいいので、馬っぷりがいい。将来性はかなり」
 攻め時計は目立たなくとも、光る素質は隠せない。最近の流れは活躍馬イコール早期デビュー。時流に乗って、世代をリードしていく可能性も十分だ。

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2008年7月11日のニュース