重賞初騎乗の千葉直人 前へ前へ/七夕賞

[ 2008年7月11日 06:00 ]

重賞初騎乗の千葉

 3年目の新鋭、千葉直人(21)が七夕賞でアクティブアクトに騎乗、初めて重賞にチャレンジする。「ハンデ48キロということで(軽量の自分に)話を頂いた。癖がなく乗りやすい馬と聞いているし、うれしい」と笑顔を見せた。

 初勝利まで107戦を要し、昨年も3勝。だが今年はすでに8勝。「騎乗を積み重ねて、だんだん周囲が見えるようになってきた。どんな位置取りでどんな競馬をすれば馬が走るか分かってきた」と好調の秘けつを語る。騎乗ぶりの変化にまず目を付けたのは関西のホースマン。昨年8月の岩室温泉特別で5番人気クィーンオブキネマをVに導いたことを評価した領家厩舎が、東上の際に頻繁に起用するようになり、その後は白井厩舎(5月の東京戦、ボクノタイヨウで4番人気2着)あたりも追随した。
 先月22日の福島ではバイラオーラ(牝=後藤)で新馬V。最内枠から絶妙に外に出して差し切った騎乗はインパクトが大きかった。「横山典さん、松岡さんから褒められた」。評価が高まってきたところでタイミングのいい重賞騎乗。「悔いなく冷静に乗りたい」と語った。今年の目標は20勝。重賞騎乗をステップに千葉は前へと進む。
 ▼千葉 直人(ちば・なおと)1986年(昭61)7月30日、北海道生まれの21歳。06年成島厩舎からデビュー。初勝利は同年12月2日(オースミダイケン)。同期は田中博、的場、北村友ら。1メートル61、47キロ。血液型O。

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2008年7月11日のニュース