オークスのタネ明かし!浜ちゃんはソーマジック

[ 2008年5月24日 06:00 ]

浜ちゃんはソーマジックで2年連続の特大花火を打ち上げる!

 浜ちゃん、乙女を見る目に自信あり!!25日、東京競馬場でゲートインする「第69回オークス」。昨年、5番人気ローブデコルテ(1着)に◎、8番人気ラブカーナ(3着)に対抗印を打ち3連単5万7000円をゲットした浜田公人記者、今年は桜花賞3着のド根性娘ソーマジックを狙い撃ち。2年連続の美酒を味わう。

30分の21。確率論的にも圧倒的なこの数字の意味がすぐに分かった読者は相当なオークス通かもしれない。過去10年のオークスで馬券対象の3着以内に入った30頭中21頭は桜花賞からの直行組。優勝馬だけを見ても10頭中7頭が該当する。昨年◎のローブデコルテもしかり。繊細で体調も不安定なこの時期の3歳牝馬。余計なレースを使わず、桜花賞後の中5週でじっくりと仕上げた馬が有利に決まっている。ならば桜花賞で一番強い競馬をした馬を探せばいい。◎はソーマジックだ。
 桜花賞は不運が重なったレースだった。中団で折り合いに専念し、スムーズに4角を回り切った直後の直線入り口。いざ追い出そうというタイミングで、まず内側の馬に寄られ外へはじかれた。一瞬ひるんだスキに、ほぼ同位置から仕掛けたのが優勝馬レジネッタ。同馬がソーマジックの前方に入り込む形となった。並の馬なら戦意を喪失するシーン。だが、そこから立て直して伸び返し、外からぴったり馬体を併せてきたリトルアマポーラをしのいで優勝馬に0秒1差3着まで肉薄した根性は素晴らしい。ほんのわずかな仕掛けの遅れが致命傷となるG1。勝ちに等しい内容だ。
 「どんな競馬でも対応できる」。ソーマジックを管理する田村師は同馬をこう評するが、桜花賞ではその強みを最大限に発揮した。3走前の春菜賞では持続性のある末脚を駆使して馬群の内から抜け出した。2走前のアネモネSは一転、大外からカミソリのような切れ味で先行勢を一気にのみこんだ。レースの流れに合わせて変幻自在なギアチェンジが可能。田村師と主戦の後藤が日々の調教と実戦で「いろいろなことを教え込んできた」ことが確実に実を結んでいる。
 桜花賞3着で早々とオークス出走を確定させたことで、中間の調整にも無理が生じず絶好調。やる時はびっしり追って、緩める時はリラックスに徹するメリハリの利いた調教メニューにも好感が持てる。週末は雨予報だが、やや重発表以上にぬかるんでいたアネモネSの内容からむしろ歓迎だ。シンボリクリスエス産駒なら距離延長も望むところ。臨戦過程、体調、血統も文句なし。何より能力と根性で勝るソーマジックが女王の座を射止める。
 ☆3連単の狙い ◎ソーマジックは上位人気が予想されるので配当的にも頭1着固定で買い目を絞りたいところ。ただ、○にとどめたスペルバインドの出来がやけによく見えた。最終追い切りでも右にモタれる悪癖を見せず、一直線の伸びを披露。スイートピーSからの強行軍という点を割り引いたが、最後まで◎にしようか迷った。輸送で馬体を減らすタイプなので当日の気配に注意が必要だが一発大駆けが怖い。▲リトルアマポーラも道悪なら急浮上。重馬場だったデビュー2戦目で上がり3F34秒3と良馬場並みの末脚を披露。3頭とも甲乙つけがたく(12)(13)(18)の3頭ボックス6点を本線に。その上でフォーメーション1着欄(12)、2着欄(13)(18)、3着欄(4)(6)(8)(9)(10)10点と2、3着欄を入れ替えた10点を押さえ計26点で勝負する。馬単派は(12)=(13)(12)=(18)を本線に(12)から(4)(6)(8)(9)(10)、タテ目の(13)=(18)まで押さえておけば完ぺきだ。

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2008年5月24日のニュース