ノビア引退間際にピーク!/京都金杯

[ 2008年1月4日 06:00 ]

 本当に惜しい。今年で6歳を迎えるディアデラノビアは3月で引退、繁殖入りが決まっている。残された時間はあとわずかだが、今の出来は生涯最高と言えるもの。最終追いでも好調さをアピールした。

 CWコースで内アルヴィス(4歳1000万)、外デマントイドリバー(4歳1000万)との3頭併せで併入フィニッシュと動きは軽快。5Fを68秒4、ラスト1Fは12秒1と鋭い伸びを披露。村山助手は「前走後に1回疲れがきたが、もう回復している。馬体面も変わりない。引退の時期が近づくにつれてどんどん良くなっている感じ。何かもったいないですね」と話した。
 ハンデの56・5キロは牡牝の2キロ差を考慮すれば、実質的なトップハンデ。条件は決して楽ではないが、57キロを背負っての完勝だった前走・愛知杯を思い出せば妥当とも取れる。「秋もずっと調子は良かったが、たまたま展開が合わなかった。この前はうまく切れ味を発揮できる形になったのが大きかった。牡馬相手でも、距離も前走の2000メートルよりマイルの方がいいので」と村山助手は手応えを明かした。
 展開がハマった時の破壊力はここでも互角以上。京都外回りの長い直線なら脚を余すことなく伸び切れる。前走はルメールが騎乗していたが、鞍上には昨年156勝を挙げて東西リーディング騎手に輝く武豊を迎えて必勝態勢。狙うは00年キョウエイマーチ以来、8年ぶりとなる牝馬Vだ。

続きを表示

2008年1月4日のニュース