NHK会長 民放キー局、BS4K放送撤退に見解「NHKはこれまで通りコンテンツの制作、BS4K放送」

[ 2026年4月15日 14:37 ]

NHK・井上樹彦会長
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 NHKの井上樹彦会長(68)が15日、東京・渋谷の同局で定例会長・メディア総局長会見を行い、民放キー局、BS4K放送からの撤退について見解を示した。

 民放キー局系BS5局(BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジ)は、2027年1月までにBS4K放送から撤退し、4Kコンテンツは「WOWOWオンデマンド」等の無料配信へ移行する方針を固め、BSフジ、BSテレ東、BS朝日が終了を正式に発表。この日、TBS TBSも2027年1月24日以降の衛星基幹放送業務の認定更新を行なわず、終了すると発表。これで、民放5局すべてが4K放送から撤退することになる。

 この件について、意見を求められた井上会長は「民放のBS4K放送の発表があったことは承知しております」とした上で「引き続き、メディア環境の動きなどは注視していきますけど、昨年の稲葉前会長の会見、それから1月にも私の就任会見の場で述べたかと思いますけれども、NHKはこれまで通り、4Kコンテンツの制作、BS4K放送に取り組んでいきたいと思っております」とNHKとして方針に変更はないことを強調。「NHKオンデマンドで4Kで制作された番組の一部を4K画質で配信しておりまして、これにも引き続き取り組んでいきたいと思っております」とした。

 そのうえで「今後のあり方については国内外の動向も踏まえて引き続き検討してまいりますが、放送に加えて例えば8Kの技術については教育や医療の分野などでも活用に積極的に取り組んでいって、広く社会に還元したいと思っているところであります」と話した。

 さらに8Kについても「4K、あるいは2Kとの一体制作、それから、映像や音声の編集が必要のない生放送。編集とか、制作にはやっぱり8Kと同様のコストが発生しますので、そういった編集が必要のない生放送であれば、より効率的な制作が徹底できる、ということで、中継車、あるいはスタジオなどの設備投資の抑制も進めていることができる」と説明した。

 「そういったことも入れ込みながら、合合理的なコストで、質の高い8Kコンテンツを厳選して制作していくという方針です。今後のあり方については国内外の動向を踏まえて、引き続きいま検討してるところです」とした。

 BS4K放送については採算性の問題などから一部で「国策として失敗じゃないか」との意見も出ている。これについて、井上会長は「国策という点について、NHKがコメントする立場にありません」と見解。「NHKはこれまで同様に4Kコンテンツの制作、あるいはBS4Kの放送をこれからも取り組んでいきたいと思っております。民放各社の動向はもちろん承知しておりますけども、NHKは4Kの放送配信を充実させていくことで、視聴者の期待に応えていきたいと思っております」と力を込めた。

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