28年大河「ジョン万」に資料館名誉館長・ビビる大木も大喜び「ワクワクが止まりません」

[ 2026年4月10日 05:00 ]

「熱海五郎一座」の製作会見に出席した(前列左から)渡辺正行、野呂佳代、沢口靖子、三宅裕司(後列左から)深沢邦之、春風亭昇太、ビビる大木、小倉久寛、東貴博(撮影・高原 俊太)
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 2028年のNHK大河ドラマが9日に発表され、山崎賢人(31)が主演する「ジョン万」に決まった。日本人として初めて米国大陸に渡ったジョン万次郎こと中濱万次郎の生涯を描く作品。高知県土佐清水市にある「ジョン万次郎資料館」の名誉館長を2013年から務めているビビる大木(51)も大喜びしている。

 大木はスポニチ本紙などの取材に万次郎の魅力を「置かれた場所で花を咲かせる“しなやかさ”」と力説した。「やっぱりね、万次郎の人生が面白いのは、いわゆる“立身出世”のお話じゃないところなんですよ。武勇伝があるとか、戦で手柄を立てて出世したとか、幕末の志士のような“日本を変えてやる”という高い志を最初から持っていたわけじゃない。そこが面白いんです」。万次郎の歩んだ道は順風満帆だったワケではない。流され、導かれたその先々で、前向きに生きたからこそ道が開いた。

 「彼は意図せず、望んでもいなかったけれど、偶然の重なりで米国に行く流れになってしまった。でも、行った先で“もうここで学んで生活するしかない”という状況になり、学校へ通わせてもらい、船乗りになって地球2周分も仕事をした。まさに“置かれた場所で花を咲かせる”という人生なんですよね。最近は“夢が持てない”という若者が増えているというニュースも聞きますが、この万次郎の“たまたま行った場所でも人生を咲かせてみよう”という姿勢は、現代人にとっても大きなヒントや指標になるんじゃないかなと思っています」

 土佐では「ジョン万次郎を大河ドラマに」と署名運動も行われてきた。その地元の人々の願いがついにかなった形。大木は「このスケールは大河でしか描けない」と期待している。「万次郎は日本を出ていた時間が10年くらいありますからね。その“世界”をどう描くのかが本当に楽しみです。ドラマや映画になる話が出るときはいつも話題になりますが、やはり1年かけて丁寧に撮る大河ドラマぐらいのスケールじゃないと、彼の人生は描ききれないんですよ」と力を込めた。「米国での生活、世界を回る船乗りのシーン、大迫力の捕鯨シーン、さらにはハワイやカリフォルニアのゴールドラッシュで金山へ行くシーンまである。そして琉球王国へ戻ってくる…。これ、全部どうやってやってくれるのかなって、見る側としてワクワクが止まりませんね」と、NHKが1年間どのような形で万次郎の生涯を見せてくれるのかを楽しみにしている。

 万次郎の「ゆかりの人物」として、大木に出演依頼が舞いこむ可能性もある。狙うは「晩年の背中」と「語り部」だ。出演について聞くと「そうですねえ…」と笑って恐縮しつつ、「主演が山崎賢人さんですから、例えば、顔は映らないけれど“晩年の万次郎の背中”のシーンとかね。“あの背中、実はビビる大木だったんだよ”みたいな、顔を出さない出演でもいいんです。あとは、ストーリーテラー、案内人ですね。“さあ、アメリカに渡ったジョン万次郎は、この先どうなっていくんでしょうか…”なんて語る役割も、すごく魅力的だなと思います」。万次郎を応援してきたからこそ、その人生の語らせれば深みが出る。大木にオファーが届くのか、乞うご期待。

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