「正社員×アイドル」二刀流の矜持――SAY-LA・星奈きょうか 衣装制作から表舞台へ「絶対人気になる」その言葉を信じ

[ 2026年4月5日 20:30 ]

【画像・写真3枚目】「ダンスは好きだけど、苦手(笑い)」――SAY-LA・星奈きょうか、新体制の挑戦と同期・芝咲智菜と重ねる歌声の温度(撮影・芝咲 智菜)
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 アイドルグループ「SAY-LA」の星奈きょうかには、少し珍しい経歴がある。メンバーとしてステージに立つ一方で、所属事務所「I-GET」の正社員として衣装制作にも関わる。いわば“二刀流”のアイドルだ。その原点をたどると、意外にも「服づくり」が最初の夢だった。(「推し面」取材班)

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 小学生の頃から手を動かして何かを作ることが好きだった。ぬいぐるみに着せる小さな服を作りながら、将来は洋服を作る仕事に就きたいと考えていたという。そんな中、高校生の頃にアイドルの世界に出合った。「まねきケチャ」の深瀬美桜や、「26時のマスカレイド」(ニジマス)の来栖りん。ステージで輝く姿を見て、「自分が作った衣装を着たアイドルが大きなステージで踊っていたらいいな」と思うようになった。

 当時の夢は、あくまで衣装を作る側だった。だが、大好きだったそのニジマスがオーディションを開催すると、その気持ちは少し変わった。「誰かがそこに入るなら、自分がメンバーになってもっと良くしたいって思ったんです」。結果は落選。それでも挑戦した経験が、アイドルという道を意識するきっかけに。

 一度は裏方の道を選び、I-GETの衣装部に正社員として就職。アイドルは卒業し、衣装制作に専念するつもりだったという。そんな時、先輩の咲山しほや社長から「やってみたら」と声をかけられた。SAY-LAのライブを見学する中で芽生えた、もう一度ステージに立ちたいという気持ち…。「まだ達成できていない目標があったんです」。そうして再びアイドルとして歩き出した。

 現在感じている一番の壁は「歌」だという。「自分が一番苦手だと思っています」。それでも少しでも上達するための努力を続けている。帰り道の電車では声を出さずにできる舌のトレーニングをしたり、腹筋を鍛えたり。駅まで迎えに来てくれる家族の車の中では「カラオケボックスだと思ってボイトレしています」と笑う。

 そんな日々の支えになっている言葉がある。特典会で、他のメンバーのファンからかけられた一言だ。「星奈さんは絶対人気になるよ」。今はまだ赤色のペンライトは多くない。それでも「たくさんのアイドルを見てきた人がそう言ってくれたなら、そうなれる気がするんです」。その言葉を胸に、期待に応えたいと願っている。

 もう一つ、大切にしている言葉。大好きなプロ野球「DeNA」のスローガンだ。今季掲げられた「BE A TEAM, WIN IT ALL」。チームのために一つになるという意味だという。「SAY-LAのために…。私もそれを心に刻んで頑張ろうと思っています」。

 衣装を作る夢から始まり、今はステージの上で輝く側に立っている。ほんわかとした笑顔の裏で、小さな努力を積み重ねながら。今日もその一歩を進めている。

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