TOKYO FM 物議の“忌野清志郎さん記念Tシャツ”巡り謝罪「忌野さんを愛する方々に不快な思いを」

[ 2026年3月28日 16:03 ]

TOKYO FM公式サイトから

 TOKYO FMは28日までに、2009年に亡くなった忌野清志郎さんが率いた覆面バンド「ザ・タイマーズ」をモチーフとしたTシャツ発売を巡り、公式サイトで声明を発表。忌野さんの所属事務所の賛同を得ていると説明しつつ「不快な思いをさせてしまった」と謝罪した。

 同局は今月23日、「ザ・タイマーズのゼリーによく似た人物、忌野清志郎のデビュー55周年とTOKYO FM開局55周年を記念したTシャツをNEIGHBORHOOD(R)とのコラボで製作しました 1989年のザ・タイマーズのFM東京事件をモチーフにした特別モデルとなっています。37年の時を経て、伝説の事件がTシャツになりました」としてブランド「NEIGHBORHOOD」とコラボしたTシャツを28日から販売すると発表。Tシャツには忌野さんが名乗った「ゼリー」がサングラスにヘルメット、マスク姿でギターを弾く姿がプリントされている。

 1988年、RCサクセションのアルバム「COVERS」が発売中止となり、FM東京(現TOKYO FM)も曲のオンエアを自粛。忌野さんは同年にザ・タイマーズを結成し、89年にシングル「デイ・ドリーム・ビリーバー」でCDデビューした。フジテレビ「ヒットスタジオR&N」に生出演した際、予定曲をFM東京を罵倒する歌にすり替え、放送禁止用語を交えて歌唱したことからフジを3年間出入り禁止となる騒動もあった。

 忌野さんから罵倒された“当事者”であるにもかかわらず記念Tシャツを販売することが物議を醸していたが、TOKYO FMは27日に「『NEIGHBORHOOD(R)×THE TIMERS×TOKYO FM 』コラボレーションTシャツにつきまして、お客様およびファンの皆様より、SNS等を通じて数多くの貴重なご意見を頂戴しております」と声明を発表。

 「忌野清志郎さんと弊社は、1989年の『ヒットスタジオR&N』でのパフォーマンス以降もレギュラー番組へのご出演や、TOKYO FM出版での絵本『ブーアの森』の刊行など関係を築いてきた経緯がございます」とし、「本商品の制作・販売にあたりましては、弊社が企画し、忌野清志郎さんの所属事務所ベイビィズ様にご賛同いただき、NEIGHBORHOOD様へデザイン・製造を依頼し進めてまいりました」と今回の企画の経緯を説明。

 「企画の背景には、『かつてこれほどまでにロックでパンクなミュージシャンが存在し、放送という枠組みを超えて表現を貫いた』という事実を、後世に語り継ぎたいという強い想いがありました。あえて“歴史的な場面”を形にすることで、忌野清志郎さんのスピリットを未来に繋げたいと考えた次第です」とゼリーの写真を使用した意図を明かした。

 そして「しかしながら、当初の告知においてこうした背景を説明せず、単に『記念』という言葉に集約してしまったことで、忌野清志郎さんを愛する方々に不快な思いをさせてしまいました。言葉足らずであったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。

 「頂戴しましたご意見を真摯に受け止め、今後の活動の参考とさせていただきます。この度は、本企画にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございました」とした。

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